蒼と黒の神話 −川崎蹴球浪漫譚−

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help リーダーに追加 RSS アウグストに捧ぐ「アスリートに捧ぐバラード第7回」

<<   作成日時 : 2005/04/11 14:08   >>

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拝啓 アウグスト様

 あなたが日本に来られたのは01年のセカンドステージからでした。

 当時、故障で長期離脱の相馬の代わりとしてアントラーズが獲得し、その年のセカンドステージ及びチャンピオンシップ制覇に大きく貢献されましたね。


 本当は相馬の穴を埋めるのが目的だったためレンタル契約でしたが、あまりの活躍に負傷明けの相馬をヴェルディにレンタルで出して完全移籍となりました。

 あなたのプレイスタイルの特徴は何といっても、左サイドからの果敢な攻撃参加と左足からの強烈なFK。独特の弧を描いてゴールに突き刺さる、それはまさに芸術ですらあり荒ぶる神の咆哮のようにすら見えます。

 三十路を過ぎたとは思えないほど、積極的なドリブルで相手陣内に攻め込んで行かれ、初めて見たときにロベルト・カルロスのようだと思った記憶があります。

 しかし、あなたの上がったスペースをケアする中田浩二(現マルセイユ)は仕事がむちゃくちゃ増え中田を殺す気かという風に鹿島サポからは言われたとか。

 さて、そんなあなたも03年からはフロンターレの左サイドに絶対的存在として君臨。チャンスメーカー、フィニッシャーとして年齢なぞ微塵も感じさせない大車輪の活躍。

 陽気な性格でチームメイトやサポーターからの人気も高く、ゴール後にはおんぶお化けパフォーマンスでスタンドを盛り上げてくれます。

 またアンダーシャツにカタカナで“イエス・キリスト”と書いてみたり、ゴールを決めた時にジーコのゴールパフォーマンスのマネをしたりと、顔に似合わずけっこうお茶目なあなた。
 
 03シーズンにはJ2で5位となる17得点を上げ、4年間で実に34得点を稼ぎました。

 後半の押し迫った時間帯でのゴールが多く、困難な状況を打開するその姿はまさに「神」でした。

 実際、J1復帰後、初勝利となる東京ヴェルディ戦でのゴールはあなたの姿は私にとって「神」そのものです。

 FKの決定力もJ2では反則レベルで、ペナルティエリアの近くであれば、ほとんどPKと変わらない決定力を誇ってました。

 03年に昇格を逃したのは、終盤の大事なアウェイ2連戦、アウグストが累積で出場停止だったためという意見もあり、少なくとも私自身はその通りだと思っています。

 04年には相馬も加わり、再びめぐり合った彼とレギュラー争いを繰り広げていらっしゃいましたが体力的にもシーズンフル活動は厳しく、9月23日の山形戦に負傷されましたが味スタで行われたプレシーズンマッチにて元気な姿を見ることができてほっとしました。

 今シーズン、左サイドの補強が行われず逆に塩川を放出したところを見ると、J1残留はあなたの左足にかかっているのは間違いありません。

 フロンターレを勝利、残留そしてタイトル奪取にお導きください。アーメン。
                                                         敬具

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