蒼と黒の神話 −川崎蹴球浪漫譚−

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help リーダーに追加 RSS 神奈川ダービーは戦争か?

<<   作成日時 : 2005/04/27 22:52   >>

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 明日、4月28日は等々力陸上競技場で久々にJ1で神奈川ダービーが開催される。

 ホームで横浜Fマリノスを迎え撃つのである。

 町中には両方のチームカラーでもある青から「青魂激突!!」のポスターが貼られ、場所によってはチラシを配っていたそうである。

 チラシ配布された皆様、どうもお疲れ様でしたm(_ _)m

 さてダービーマッチの語源はイングランド中部にあるダービーで、毎年聖ペテロ教会とオールセインツ教会の二つの教会区に分かれて文字通り、町を二分して行われる、現在のサッカーとは異なるがフットボールの試合があり、そこから町、あるいは該当する地域を二分して激しい試合が行われることをダービーマッチと呼ぶようになったのである。

 元来の意味からでいうといわゆる「エル・クラシコ」と言われるスペイン・ダービーなどの国名のついたダービーマッチというのは本末転倒なのだが国を二分するようなビッグチームの激しい対戦をダービーマッチとして呼ぶこともある。 

 これらダービーマッチには思想、宗教、社会的身分などの違いが絡み合うためスタジアム内は異常なまでの熱気と興奮、そして一種の狂気に包まれる。

 それはテレビで流れるエル・クラシコの熱狂ぶりを見ても判るであろうが近親憎悪というか、ここまでくると戦争に近いものがある。


 言うまでも無くエル・クラシコとはバルセロナとレアル・マドリードの試合だが、由来は端折って言うとフランコによる独裁政権の頃、地方の権限や自由は弾圧され続け地方の人間の唯一の反抗手段はサッカーしかなく、その急先鋒がカタルーニャのバルセロナであり、フランコがバックについていたレアル・マドリードと激しい闘いを繰り広げたことによる。

 そういった意味ではダービーマッチの歴史の積み重ねには、チームを支える人たちの「歴史」が宿っているといえる。

 こなた明日の神奈川ダービーは基本的に下記のときに一部、表現されたものであった。

・01〜04年には川崎フロンターレ、横浜FC、湘南ベルマーレの3チームのJ2での直接対決。

・Jリーグ草創期の横浜マリノス、横浜フリューゲルス、ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)の3チームの直接対決。

 しかしヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ1969)が川崎市にいたころの他の神奈川勢との対戦は東京色の強い印象があったせいか神奈川ダービーの表現は殆どしなかったが、もっとも横浜マリノスとの試合はナショナル・ダービー扱いであった。

 そういった意味ではチームの離合集散が大きく、歴史らしい歴史はこれから作っていくというのが現状であるが、幸いにも神奈川県は現在4つのJチームを持ち、東京ヴェルディとコンサドーレ札幌(東芝堀川町サッカー部が前身)もゆかりのあるチームである。

 また、大小のいざこざはあれども川崎、横浜、平塚の市民が思想とか信条の違いがあってダービーマッチとして熱狂的に盛り上げるものがあるかというと、そうでもない。

 あるとすれば同じ県内のチームだから負けたくないという感じ、「健全」なライバル意識くらいなものか。

 そういう意味では「競争」という方がしっくり来るかもしれない。

 とすれば神奈川ダービーの歴史が神奈川県の全てのカテゴリーのサッカーのレベルアップを支え、それが全国に波及していったら素晴らしいなと思っている。

 明日の試合は「新生」神奈川ダービーの大事な一歩である。

 選手と観客、審判にもフェアプレーを望み、好試合を期待したい。

 と言いながら明日、勝つのはフロンターレだと心から願っていたりする(笑)

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