蒼と黒の神話 −川崎蹴球浪漫譚−

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help リーダーに追加 RSS オレンジの壁を破れず@日本平スタジアム「VS 清水エスパルス戦」

<<   作成日時 : 2006/11/24 00:43   >>

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 今回のアウェー戦は特別な意味を持つものでした。逆転優勝をかけてまだ1度も勝っていない清水との一戦。川崎の興廃、この一戦にありとばかりにJTBアウェイツアー史上最大のバス11台に加えて川崎華族が2台と鬼門の日本平に乗り込んだ川崎サポーターたち。

 しかし、そこで待ち受けていた現実は我々にとって苦々しいものでした。

 今日はスタメンにジュニーニョとマギヌンが復帰。左サイドは前節同様にニシが入り右のストッパーに佐原が入りました。

 清水の攻撃で注意すべきはキープ力のあるマルキーニョスとチョ・ジェジンに入った楔のボールの折り返しを藤本、高木や枝村などにフリーで持たれてしまう事でした。

 サイドからのクロスはこちらも空中戦は強いので対抗できるでしょうから、きっちりクリアできれば問題無いだろうと思っていましたが、ただフォーメーションの関係でサイドでは清水の方が数的有利は作りやすいですから、そこでいかにやられないかも大切でした。

 立ち上がりから清水の厳しいプレスを受けてボールを繋げなかったり、ミスから2度ほど危ない場面がありました。ある程度、押し込まれるのは想定の範囲内でしたがボールへの出足とか競り合いで負ける場面があったように見えました。

 以前より球際での激しい競り合いが無くなったように感じましたし、こぼれ球への反応が遅かったり、連動的な守備が見られず結果としてプレスの利きが悪くなったようにも感じました。攻守のバランスの調整が上手く行っていないようで、清水相手にこれでは厳しいです。

 清水の方はボールホルダーへの寄せも速く、1人がプレスをしている間に帰陣して守りを固めたり、縦のラインを切ってサイドに追い込んだりボールを押し戻したりするのが大変、上手かったですね。どういう風に守るかという考え方がチーム内にしっかり浸透しているのでしょう。

 実際に我那覇やジュニがフリーになる時間は、ごくわずかでしたし背後のスペースは西部の飛び出しもあって殆ど無きに等しい状況でした。

 先制点は清水。サイドに流れた枝村から中央でフリーになった藤本につながりミドルシュートを決められます。DFラインがとボランチがサイドに絞って人数をかけていたために中央がエアポケットのようになってしまいました。

 正直、今日の試合は右サイドにいた藤本にやられたと言ってもいいかもしれませんね。ハットトリックを決められましたが、全部ミドルでは無かったでしょうか。2点目はカウンターからのクロスを弾き返すもののこぼれ球を叩き込まれ、トドメの4点目はニシがかわされて狙いすました一撃でした。

 ニシでは藤本が抑え切れなかったような形になってしまいましたけれど、そう見ますと守備が軽いだとか、抜かれて追わないだとかありますがマルコンの守備力はバカにできないですね。
もっともマルコンが今日、出ていたら藤本を抑えられたかと言われれば、それは分かりませんけれどね。

 ですが藤本のミドルが素晴らしかったとは言え、これだけミドルを決められる守備では勝ち切れるとは思えません。負けは当然の結果だったでしょう。またロスタイムにユースケとハラタクがイエローをもらって結果として貴重な反撃の時間を削ってしまったのは残念でした。

 しかし悪い事ばかりではありません。それでも今日は3点取りました。先程、清水の守備が良かった事は書きましたが、去年までは我那覇もジュニも仕事は殆ど出来ないと手も足も出ずに終わる事が多かったです。しかし今年は2人の代わりにケンゴとタニが点を取りました。

 ケンゴは今シーズン9点目、タニにいたっては13点とFWよりも点を取ってますが13点となると巻、パウリーニョ、高松、アレックス・ミネイロよりも点を入れてますよ。この2人の攻撃力が今季の川崎の躍進の原動力なのは論を待ちませんし、守備の堅い清水相手に押されながらも3点を取ると言う芸当が出来たと思います。そして、それは成長の証だと思います。

 ただこの攻撃参加はリスクを負って出て行く事でもあり、リスクマネジメントをきっちりしなければ行けませんでした。それを関さんは「攻守のバランス」と言った訳ですが絶妙のバランスだった中断前に比べるとマルクスが抜けた中断後は新たなバランスを模索し続けたと言えます。

 しかし順位は落としたもののバランスを崩したままでも優勝争いをしていた事はJ1昇格2年目のチームとしては特筆すべき事ではないでしょうか?

 さて優勝は無くなりましたが、まだ2試合あります。1つでも上に行ける様に、気持ちを切り替えて次の鹿島戦もサポートして行きましょう。
 
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スポーツブログ漂流記
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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
本当におつかれさまでした。
エスパルスのリアルタイムレポートにくぎづけでしたけど残念な結果でしたね。
歓喜で沸き帰るはずだったバスの車中はいかに・・・。
残りの2試合そして、3冠の1つの天皇杯制覇を目指してサポートしていきましょう。
はじめまして11
URL
2006/11/24 07:00
前回は同じ内容で2回アップしてしまい失礼しました。「コメント」をクリックしたらじっくり待ちます。日本平はがっかりでした。私は「気持ちで負けた」とは思っていません。判断、技術、戦術のすべてがまだまだという感想です。ユースケとハラタク、あんなところでイエロー喰らうんだったら、その前に藤本をイエロー覚悟で止めて欲しかったです。26日は小笠原、柳沢が抜けて強くなったアントラーズなので、技術は改善できないとしても、判断、戦術を再確認して勝ちたいですね。
背番号29のおじさん
2006/11/24 08:50
日本平お疲れ様でした。
記事を読ませていただくと、やはり長いリーグ戦の頂点に立つには足りないものがあったようですね。
監督も試合後コメントしていましたが、リーグNo.1の得点力と諸刃の剣の守備力。
残り2試合踏ん張って今の順位か2位でリーグを終えて、この課題を来年の伸びしろにしたいですね。

まずはホーム最終戦の鹿島戦、選手たちへの感謝の気持ちと「選手に勝って前を向いてもらう」ために等々力で後押ししたいと思います。
piko
URL
2006/11/24 09:34
おつかれさまでした。
「以前より球際での〜」については同感です。全体的に守備のプレッシャーが弱く,唯一こちら側ゴールで失点した1点目のミドル時にポッカリ空いていたシュートコースにそれを感じました。
西山は攻撃では良いものをたくさん見せてくれましたが,結果的にそれが裏のスペースを作り,対面の藤本にどんどん中に入られてしまったということでしょうか。
守備対策はなにも山脈を高くしさえすれば良い訳ではないようですね。
たつパパ
URL
2006/11/24 20:37
>はじめまして11さん
 お世話になります。車中は押し黙ってしまいましたがACLを目指して頑張ろう、サポートしようという話になりました。
 まだまだ先は長いので気合入れて行きましょう!!
>背番号29のおじさんさん
 お世話になります。あまりお気になさらないで下さい。私も「気持ち」よりも「組織としての力の差」が出た試合だったと思います。もう1回、気合を入れなおして戦って欲しいものですね。
>pikoさん
 お世話になります。まだまだ頂点は遠いようですね。今年、最後のホーム戦なので力の限りサポートしましょう!!
>たつパパさん
 参戦お疲れ様でした。ある意味「激しさ」は売りだったチームだったのに、この頃は「受けて立つ」雰囲気がありますね。
 去年のようにガッツリ行くぐらいで良いと思うのです。残り2試合は強さと激しさを見せて欲しいと思っています。
TAK
2006/11/25 00:02

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