蒼と黒の神話 −川崎蹴球浪漫譚−

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help リーダーに追加 RSS 今、そこにあるJリーグの危機?

<<   作成日時 : 2008/05/28 00:24   >>

トラックバック 3 / コメント 9

 「勝訴」って書いた半紙を持って走り出したかったですね。もし仮に「不当判決」だったら、「司法権の独立」は死んだ、この世には神も仏もいないんだ、くらい思ってましたので嬉しいですね、我那覇の勝訴は。

 
我那覇和樹選手「仲裁申し立ての結果」について(オヒサル)


 こうオヒサルに載ると勝ったんだと実感が湧きますね。

 時事ドットコムの記事によると、判旨は次の通り。


1.後藤医師の行為はWADAの基準に照らし合わせて「正当な医療行為」である。
2.Jリーグの定めた「適切な医療行為」の基準は詳細な条件を明示していないといった手続き上の不備がある。
3.上記2よりガナは、いかなる制裁にも値しない。
4.Jリーグは6試合の出場停止の取り消しと、弁護士費用のうち2万ドルを負担する事。


 記事内では「違反があったかどうか判断する必要もない」としていますが、このCASの判断の前提には「適正手続」の考え方があるのではないかと思います。

 これは日本国憲法31条でも「何人も、法律で定められる手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪われ、またはその他の刑罰を科せられない」定められている人権保障上で重要な考え方で、この考え方の源流は「マグナカルタ」まで遡れます。

 さて、ここで大切なのは、ただ単に「手続が法律で定められる」事を要求しているのではなく、「刑罰を科す手続の法定」と、「手続の中身の適正さ」、さらには「実体の法定」と「実体の適正さ」をも要求している規定であると解されると言う事です。

 ここで、「適切な医療行為」の基準は詳細な条件を明示していない、と言う事は「実体(=基準)の法定」がされていないと言う事なので、適正な手続きとは言えないので「違反があったかどうか判断する必要もない」と言えるのでしょう。

 また「適正さ」についてですが、具体的には「告知・聴聞の権利の保障」が中核にありますが、本件が問題になった当時に聴聞も弁明の機会も与えられなかったと思います。つまりは「法律で定められた手続が適正である事」の原則に反してるから、「違反があったかどうか判断する必要もない」と言う事もあるのかもしれません。

 そこらへん分ってなさそうな人のコメントが報知に載っています。

川淵三郎・日本サッカー協会会長
「(CASについては)焦点のぼけた回答だったと思う。どの部分がどう悪く、どう違法だったのかという点で、焦点がぶれていた。我那覇選手の名誉が回復されたという点ではよかったと思う」


 当時、裁定を下すリーグに対して予断を与えるような物言いをした人は黙ってなさい。しかし副会長も「疑わしきは罰する」なんて、恐ろしい事を言ってるけれど、この組織はどうなっているんだろう。

 さて、これでどう動くかJリーグ。

羽生英之・Jリーグ事務局長
「きのうCASから資料が届き、内容を吟味し検討している。明日午後に記者会見を開く。鬼武チェアマンも『コメントできない』と言っている」


 これも報知の記事ですが、ガナの申し立てした頃の強気とは違い、狼狽と言うか動揺を感じます。負けるとは微塵も思ってなかったのでしょう。

 記者会見時には間違っても「我々の主張が認められず残念だが、裁定を粛々と受け入れ、内容を吟味して対応していきたい」とか、ありきたりの事は言わないようにして欲しい。

 それよりも我々の聞きたい言葉は、たかだか10文字程度。「申し訳ありませんでした」と言う言葉が聞きたい。

 もちろんそれはガナと後藤医師に対してであるし、彼らに対して償いをしていただきたいと感じます。

 先日、各クラブに綱紀粛正を求めた訳ですし、まずは「魁より始めよ」と言うわけですから見本を示すように、しっかりと謝って、これからの事に対処していただきたい。

 今、「Jリーグ」の危機意識・管理が問われています。もし、ここで下手を打つと、本当に「Jリーグの危機」になりますよ鬼武さん。

P.S.
 1,000万円も返してね。

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おまとめブログサーチ
2008/05/28 00:29
真実は一つだけ。
ようやく、CASの裁定が出ました。 ...続きを見る
鯆組Blog
2008/05/28 03:46
我那覇ドーピング問題に決着
■ 我那覇、ドーピング問題に決着 (以下、時系列) 当初、当時の川崎のドクター及びクラブの管理能力みたいな部分に疑問をもっていましたが、我那覇が今回のスポーツ仲裁裁判所(CAS)への申し立てをJリーグが拒否した頃から、どうもおかしいなぁとは感じはしていました。そこで、以前の記事『我那覇ドーピング問題について考える』を書き、その後、この話題が出る度に記録的なスタンスで記事まとめていました。そして、今回、決着が着きましたので、(一応)最終形としてUPします。 ...続きを見る
◆ Football Kingdom ◆
2008/05/28 14:05

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
全く同感です。等々力で「勝訴」って書いた半紙を持って走ったりしてはしゃいでいると、また川〇さんや鬼〇さんに意地悪されそうなのでやめときますが、本当に嬉しいです。
31日等々力で。
Tada09
URL
2008/05/28 01:13
いつも記事をありがとうございます。
昨日日本代表の試合を見に行きまして、我那覇「無罪」のニュースは埼スタで知りました。
しかし、今日帰社してJリーグ鬼〇のコメントを読んであきれました。
「川崎が支払った制裁金1000万円については返還しない」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/news/20080528-OYT1T00553.htm
全く懲りていないなあと思いました。
「CASが、我那覇の受けた点滴について違反かどうか踏み込まなかったことに不満」とありますが、判断するまでもないほどJリーグ側が不当だったということです。
 「ドーピング違反があったという認定そのものが否定された訳でない」(代理人の原秋彦弁護士)
 「疑わしきは罰する」という訳ですか、そうですか。Jリーグは、原因のないものに制裁を課すことが「フェア」であるとサッカー少年少女に教育するのですか? 実に愉快な人たちです。鬼〇が辞任するだけで済ませてはならないと思います。
猫の足
2008/05/28 20:35
記事を読ませていただきました。ありがとうございます。本当に今のJ幹部の発言を聴いていると「危機」を感じざるを得ません。今回の件は一般紙でも大きく取り上げられ、

>WADAの元倫理教育委員の筑波大・混同良享教授(スポーツ倫理学)は「世界の基準や判例を知らずに内部の判断で処分をきめたJリーグの失態が明らかになった。混乱を長引かせた責任もある」とJリーグの勉強不測が問題の根底にあったことを厳しく指摘した。(朝日新聞朝刊2008年5月28日)

とあります。CASのサイトで裁定文を読みましたが、なぜJ幹部のあのような発言が出てくるのか理解に苦しみます。本当に心配です。
うが
2008/05/28 22:41
訂正

混同良享教授(誤)→近藤良享教授(正)

失礼。
うが
2008/05/28 22:43
>Tada09さん
 出来ればコレオで「勝訴」がしたいですが信平ちゃんが、また怒られてしまいますからね。
 でも本当に勝てて良かった。心から嬉しいですね。

>猫の足さん
 仰るとおりでして「手続の不備」が意味する所を分っていないのか、あえて無視してるのか分りませんが見苦しい限りです。

>うがさん
 都合の良いように曲解しているだけでしょう。会見も保身が見え見えで真摯に反省しているとは思えません。
TAK
2008/05/28 23:04
こんばんは。
上記コメント(Jリーグの会見)読んで、私も今回ばかりは、たいがいにせー!と怒りにも似た感情を抱いています。
Jリーグは、TAKさんの意見「危機」感じてないんでしょうね・・・
コージ
URL
2008/05/28 23:10
>コージさん
 無いでしょうねぇ〜。あったらもう少しマトモな事を言いますよ。
 協会がこの程度だからクラブレベルで不祥事が続くとか言われそうで嫌なんですけどね。
TAK
2008/05/29 00:59
鬼武チェアマン、川渕キャプテンはわかっていませんね。

「将来に禍根を残し」たのは、「ドーピング違反に該当するか否かの判断」をCASに拒否されるほどの杜撰な組織運営をした自分たちであることが。
普通の人
2008/05/29 15:44
>普通の人さん
 それに気づいたら、彼らは責任を取って即刻退任するべきなんですが、会見からするとそんな気は無いんでしょうね。
TAK
2008/05/29 23:57

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