蒼と黒の神話 −川崎蹴球浪漫譚−

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zoom RSS 男の意地@等々力陸上競技場「VS 横浜Fマリノス戦」【J特】

<<   作成日時 : 2011/11/27 02:05   >>

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 「川崎を愛する全ての人たちに捧げる勝利」、試合後にそんな事をぼんやりと考えていました。

・「川崎の太陽」ジュニーニョ、等々力ラストマッチ
・「川崎の壁」箕輪義信引退挨拶
・7/16柏戦以降の白星から遠ざかるリーグ戦ホームゲーム白星
・神奈川ダービー

 これだけの理由があったら男として燃えない、闘わない理由はないと思うのですよ。もし負けたら腹を切るくらい覚悟で臨んで良いくらいでした。

・観戦のポイント

 まずは布陣から。

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 マリノスの中盤はダイヤモンド型でトップ下に中村俊輔を置いており、彼を活かすために小椋が守備をメインにして兵藤と小椋は運動量で攻守のサポートに回る感じでしょうか。

 確かに中村俊輔を活かす限りは、この布陣以外は考えにくいかも。

 こういう相手に失点すると前3人でカウンターを狙って、後ろ7人はひたすら守ると言うケースになり不利は確実ですから先制点を与えないのが何より重要です。

 ここで利点は谷口がセンターフォワードと言う事です。そこのポジションでは彼の本当に良い所が出ないんですよね。なのでセットプレーと大黒の個人技からの失点が注意すべき点でしょうか。

 そして裏テーマとして「古典的なトップ下のいるサッカー」VS「全員がハードワークするサッカー」と言う図式が出て来ます。

・試合解説

 端的に言うと今シーズンのベストマッチとしても良いくらいの試合でしたね。

 広島戦と比べてもコンパクトなブロックを形成し、ルーズボールの競り合いも大概、マイボール出来ていました。
正直、そう言う守り方が出来るなら「もっと前の試合から、何故できなかった」のかと思うくらいインテンティの高い試合であったと思います。

 ボールホルダーに対して、しっかりと着いて囲い込んでいく事で攻撃の方向を限定出来ていました。おかげで中村俊輔の存在が目立ちません。むしろ奪われた後、彼があまり追っかけない事、そしてボランチの位置まで下がって球を受ける彼の姿の方が目立ちましたね。

 攻め手も小椋の横のスペースをFW、攻撃的MF、サイドバックで効果的に使いながらサイドを突破してクロスを入れていました。

 しかも動かないで足元でもらうのではなく、細かく動き直しをしながらのパス交換であり、とても躍動感のある攻撃でしたね。

 前半のクロスのうち一回は悠サマが中澤に勝ったものの、ポストに当たってゴールにはならなかったシュートに繋がりました。この日の悠サマは中澤や小林祐三にもロングボールの競り合いで勝っていまして、若手は試合で使えば使うほど成長があるのだなと感じます。

 前半の中ほどでマリノスがロングボールを蹴って、そこから強烈なプレスで押し込もうとしたシーンもありましたが大きなクリアと、プレスをいなしながら組み立てて行くのを使い分けて対応。

 そういう事をしていると、いつもは後半に足が止まるのですが、運動量が変わらず。しっかりルーズボールが拾える事でペースを離さないので、その実、疲れないのかもしれませんね。

 前半のシュートは2本に抑えられてしまうのですが、正直、そんなのが気にならないくらい内容は良いものでしたので先制ゴールは遠くなかろうと思っていました。

 さて、この試合のターニングポイントは、やはり先制点のシーンでしょうね。



 結果としてオウンゴールでしたが、それは厳しい攻めが生んだ結果。1点の重さは変わりません。

 その後の波状攻撃も良く守り、奪うと大きな展開でカウンターへ。

 2点目はパスワークで崩し切り、

 

 3点目はルーズボールの競り合いで田坂が中澤に勝った時点で勝負あり。球際で負けない意志が生んだゴールだったと思います。

 

 ここで決めてしまうのがジュニですよね。往年のキレが無くなってきたと言われておりますが、少ないタッチでこれだけ決められるのなら、ドリブルにこだわらずフィニッシュに入る形を変えればまだまだ行けると思います。

 今シーズンも別メニューの時間が多かったそうですが、いわゆる「ワンタッチゴーラー」みたいな戦い方なら体への負担も今までより少ないと思いますけどね。

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 裏テーマの方ですが古典的なトップ下に頼ると言うのは流行らないのかもなと見ていて感じました。

 中盤の構成を考えるにマリノスは中村俊輔にゲームメイクが委ねられ、他の選手は彼のサポートに徹する事の方が多いイメージです。

 対してこちらはケンゴと晃誠、田坂、山瀬と言ったテクニックのある選手がハードワークする事が求められているので、全員が守るし誰か一人が抑えられてもゲームが作れないと言う事は無いですからね。

 そのせいでマリノスの前線は怖くなかったですし、こちらは前線がゲームメイクに絡みますがフィニッシュの局面では2トップのうち、どちらかが必ずボックス内にいますし攻撃的MFやボランチの選手もボックス内に走り込んでいます。

 選手のクオリティに大きな差があるとは思いませんが、志向するサッカーで差が出たかなと思いますね。

p.s

 ところで谷口ですが、彼のストロングポイントは長い距離を走ってきてボックス内でフィニッシュに絡める事だと思うのですね。

 そんなに足元の巧い選手ではないのでスペースの無い所で何かをさせようってのは厳しいかと思います。なのでボランチでボールを奪ったらシンプルに繋いでボックス内に走らせるのが最も活きる形だと思ってます。
 
 そういう意味では、しっかりボランチが組み立ててくれないと困る。中盤での支配力を上げたいんだって言うチームには厳しいのかもしれません。

  
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
誰もがジュニに点を取らせようとしてたし、それが結実したのが2点目の憲剛→小林→ジュニのゴールでしたよね。
小林のヒールパスをジュニがシュートするまでの、あの”間”がすごく良かった。
多分、見ていた人たちのほとんどが「来た!」と思ったはず。
結局2点も取ってサポたちに惜しまれつつ去っていくことになりましたけど、そう思わせてこそのジュニですよね。
惜しいけど、実際は1年間別メばかりで常にケガと戦ってるという感じなんですよね。。。
まだやれるけど、1シーズン通しての戦力としては、さすがに計算できなくなってしまった。
まだまだJリーグで見たいけど、ケガや体力的なことを考えると、サッカーの医療やトレーニングが充実しているブラジルでプレーするほうが本人のためだと思いますね。
プレーのリズムもゆったりしてるから、Jリーグみたいに無駄な体力の使い方しないし。
でも、やっぱりJリーグでまだまだ見たいな。。。
KK
2011/11/27 13:41
>KKさん
 久々に良い崩しで点を取ったと言う感じのゴールでしたね。しばらく忘れていた感覚でしたよ。
 ジュニには長く続けて欲しいから、無理せずにブラジルでプレーしてもらう方が良いのかもしれません。
 仰る通りそういう試合で、しっかり決めるからこそのエースなんでしょうね。
TAK
2011/11/27 21:50
箕輪の引退セレモニーから等々力ラストのジュニーニョの試合という涙腺刺激しまくりの一日でした
こんなジュニーニョを活かす試合が連敗中に出来なかったものかと悔やまれますな〜
最後に笑って送り出せたことで終わり良ければ全て良しとしましょうかね
ところでジュニーニョはどこへ行くんでしょうね?
大師のふろんた
2011/11/28 17:49
>大師のふろんたさん
 まったく同感です。ジュニはブラジルに戻るんじゃないかと考えています。
TAK
2011/11/30 00:22

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