未知との遭遇@国立競技場「FIFA世界クラブ選手権 1回戦アル・アハリVSアル・イテハド」
意外に好ゲームだったと思う。
両チームともにもっとラフで個人技頼りのサッカーかと思ったがさにあらず組織的な動きを見せて「世界一のクラブチームを決める」という世界クラブ選手権のキャッチフレーズに違わない試合であった。
私は自分の不明を認めて改めなければいけない。
雪がちらつく国立競技場でアジア代表、サウジ・アラビアのアル・イテハドとアフリカ代表のエジプト、アル・アハリの対決。
アル・イテハドのユニフォームは黄色と黒。ボルシア・ドルトムントに近い印象。
アル・アハリは赤。胸にはボーダフォンのロゴが入り、浦和やマンUというよりも先日、マンUを破ったベンフィカに似ていると思う。但し前シーズンの奴だが。
雪なんか見たこと無いような連中が多かろう。トヨタカップで雪が降ったのは87年にFCポルトが優勝した時以来か?
サイドを使いワイドな攻めを展開するアル・アハリに対してスピードのあるカウンターを狙うアル・イテハドという流れ。
守備も組織的に守り、ゾーンによるフォアチェックやオフサイドトラップをしかけスペースをしっかり消していた。
アル・イテハドにはインテルやモナコにいたモハメド・カロン。そしてミドルズブラにいたカメルーン代表のジョブがいる。
アル・アハリの注目選手はアブトレイカ、バラカト、そしてアンゴラ代表のジウベルトか。このチームは何と公式戦55戦負けなしという記録を持つ。どれだけの実力か興味をそそられたし、両チームともサウジアラビアとエジプトの代表選手を多数抱えており擬似ワールドカップのようだった。
こういう未知との遭遇ならいくらでも歓迎したい。
前半はモタブやバラカトが右サイドを切り裂きアル・アハリが襲いかかる。中盤でも1ボランチのアル・イテハドはアル・アハリのダブルボランチに制されてペースが握れない。
ずるずると下がりボールを奪取できないアル・イテハド。
しかし徐々にアル・イテハドもノール、チェコ、カロンがカウンターを仕掛ける。前半に見せたノールの浮き球をチェコがヒールでカロンに流したシーンはとても美しかった。
後半、アル・アハリが猛攻をしかけるがペースを握りきれず逆にアルイテハドはノールとカロンの位置を入れ替えてから攻撃の歯車が回るようになる。
そして先制点が生まれる。
78分に右サイドからドサリが縦にスルーパス。チェコはクロスが入れられず、戻されたドサリが鋭いクロス。GKがパンチングにいくが触れず、こぼれ球を詰めていたノールが無人のゴールへ押し込んだのだ。
これが世界クラブ選手権初のゴール。アジアのチームが挙げた事はアジアの人間として嬉しい。
ベンチも活発な動きを見せる。
アル・イテハドはトップ下のチェコをボランチに下げて中盤をダイヤモンド型からフラットな形に戻して守備を固め、追うアル・アハリもFWを投入して4トップ気味にして攻撃をしかける。
後半、終了間際にアブトレイカがキープしてロブパス。
オフサイドであったがアブトレイカのキープ力は素晴らしく、ジュニーニョのキープを思い出してしまった。
このままホイッスルか鳴り1-0でアル・イテハドの勝利。
サウジのクラブやアフリカのクラブを見る機会というのは日本では少ない。
その少ない機会でベンチワークを含めてこんなに組織的なチームがいて好ゲームを見られたのは幸運であったと思う。
明日は豊田スタジアムでカズが登場する。
忘年会のためビデオ観戦だが歴史的瞬間を見届けたい。
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両チームともにもっとラフで個人技頼りのサッカーかと思ったがさにあらず組織的な動きを見せて「世界一のクラブチームを決める」という世界クラブ選手権のキャッチフレーズに違わない試合であった。
私は自分の不明を認めて改めなければいけない。
雪がちらつく国立競技場でアジア代表、サウジ・アラビアのアル・イテハドとアフリカ代表のエジプト、アル・アハリの対決。
アル・イテハドのユニフォームは黄色と黒。ボルシア・ドルトムントに近い印象。
アル・アハリは赤。胸にはボーダフォンのロゴが入り、浦和やマンUというよりも先日、マンUを破ったベンフィカに似ていると思う。但し前シーズンの奴だが。
雪なんか見たこと無いような連中が多かろう。トヨタカップで雪が降ったのは87年にFCポルトが優勝した時以来か?
サイドを使いワイドな攻めを展開するアル・アハリに対してスピードのあるカウンターを狙うアル・イテハドという流れ。
守備も組織的に守り、ゾーンによるフォアチェックやオフサイドトラップをしかけスペースをしっかり消していた。
アル・イテハドにはインテルやモナコにいたモハメド・カロン。そしてミドルズブラにいたカメルーン代表のジョブがいる。
アル・アハリの注目選手はアブトレイカ、バラカト、そしてアンゴラ代表のジウベルトか。このチームは何と公式戦55戦負けなしという記録を持つ。どれだけの実力か興味をそそられたし、両チームともサウジアラビアとエジプトの代表選手を多数抱えており擬似ワールドカップのようだった。
こういう未知との遭遇ならいくらでも歓迎したい。
前半はモタブやバラカトが右サイドを切り裂きアル・アハリが襲いかかる。中盤でも1ボランチのアル・イテハドはアル・アハリのダブルボランチに制されてペースが握れない。
ずるずると下がりボールを奪取できないアル・イテハド。
しかし徐々にアル・イテハドもノール、チェコ、カロンがカウンターを仕掛ける。前半に見せたノールの浮き球をチェコがヒールでカロンに流したシーンはとても美しかった。
後半、アル・アハリが猛攻をしかけるがペースを握りきれず逆にアルイテハドはノールとカロンの位置を入れ替えてから攻撃の歯車が回るようになる。
そして先制点が生まれる。
78分に右サイドからドサリが縦にスルーパス。チェコはクロスが入れられず、戻されたドサリが鋭いクロス。GKがパンチングにいくが触れず、こぼれ球を詰めていたノールが無人のゴールへ押し込んだのだ。
これが世界クラブ選手権初のゴール。アジアのチームが挙げた事はアジアの人間として嬉しい。
ベンチも活発な動きを見せる。
アル・イテハドはトップ下のチェコをボランチに下げて中盤をダイヤモンド型からフラットな形に戻して守備を固め、追うアル・アハリもFWを投入して4トップ気味にして攻撃をしかける。
後半、終了間際にアブトレイカがキープしてロブパス。
オフサイドであったがアブトレイカのキープ力は素晴らしく、ジュニーニョのキープを思い出してしまった。
このままホイッスルか鳴り1-0でアル・イテハドの勝利。
サウジのクラブやアフリカのクラブを見る機会というのは日本では少ない。
その少ない機会でベンチワークを含めてこんなに組織的なチームがいて好ゲームを見られたのは幸運であったと思う。
明日は豊田スタジアムでカズが登場する。
忘年会のためビデオ観戦だが歴史的瞬間を見届けたい。
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